菊花賞のレース回顧を行っていきます。
ドシャ降りの雨の中、馬場発表は「不良」。
先週に続いてJRAが公平な馬場発表を行っています。
体制が変わったのかな。
勝ったのは◎キセキ。
勝ち時計は3.18.9と過去40年の中で最も時計のかかる菊花賞でした。
展開は、想定通りウインガナドルがスタートから逃げて、途中でマイスタイルが交わしていく形。
馬場の内を3頭分以上空けて全馬馬場の真ん中を選択しながらのレース。
2回目の3コーナーでグッと馬群が一団となりここからレースが動き始めます。
マイスタイルは早々と脱落、4コーナー手前でさらに凝縮された一団を形成され、
そとからミッキースワロー、キセキが伸びてくる流れ。
内でロスなく回って来たクリンチャーとポポカテペトルも脚を伸ばし、2着3着へ。
スタートから半周した1コーナー地点で、先行6番手以内だった馬がすべて下位6頭に入り、先行勢には厳しいレース展開でした。
また、8着以内の馬はすべて4コーナー7番手以内（並列の7番手2頭含む）と、4コーナーでポジションを押し上げていないと届かない結果でした。
総じてみると、時計や馬場こそ特殊でしたが内容そのものは例年の菊花賞と変わらずでした。
◎キセキは夏の1000万下、神戸新聞杯の内容が菊花賞馬の王道レースで、レイデオロ不在なら自信の◎。
レース内容も前半は後方でじっくり構えて、3コーナーからロングスパートで押し切る競馬。
神戸新聞杯との共通点はまさに「ロングスパート」が使えるかどうか。
その点からもいつも通りの菊花賞と言えたでしょう。
2着クリンチャー、3着ポポカテペトルは馬の状態は良かったものの印は回すまでには至らず。
予想の記事でも書きましたが、相手探しが難解なレースでしたので、ここは仕方ありません。
単勝を取っているので馬券的にはプラスでしたが、そこからの上積みを期待していただけに、負けた気分です。
勝ち馬を見極めつつ、レース全体の馬券の組み立てをもう一度確認しないとダメですね。
今回は、先行勢に拘った馬券でしたので、相手はすべて下位6頭に収まりました。
クリンチャーは買えないにしても、ポポカテペトルは差し馬の流れを考えると拾っておくべき馬券でしたね。
次走を考えると、不良馬場でしたので、秋全休の馬が多いと思います。
出て来ても有馬記念か適性な路線に戻る馬でしょう。
早々とレースを諦めたマイスタイルは2000m前後のローカルG3で狙いたいと思いますが、その他の馬についてはまずはしっかり休んで来年からの活躍に期待しましょう。
以上、菊花賞のレース回顧でした。
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