今週から開催競馬場が東京・京都へと変更となります。
G1こそひと休みですが、来週から天皇賞春に始まりG1連戦となります。
特に東京では安田記念までずっと続くので馬場はしっかり押さえておきましょう。
5月21日にオークスが開催されます。その実質的な最終登竜門フローラステークスをキャメロットさんに予想してもらいました。
お楽しみください!
カタカナ語を使えば出来るビジネスマン。という風に考え、意味も分からず乱用する人がいる。
普段使う言葉で表せば、2秒で意思疎通が図れるのに、この手の人がいると、遅々として議論が進まない。
私の職場にもいた。どこで覚えてきたのか知らないけれど、その人物は壊れたテープレコーダーの様に「コアコンピュタンス」と頻りに叫んでいた。バカの一つ覚えとは正にこのこと。全く迷惑な”ビジネスパーソン(笑)”である。
競馬界に、カタカナ語文化が襲い掛かったのは2001年。年齢表記を国際基準に統一したこの年から、呼び名が変更になったレースが幾つかある。
例えば、4歳特別、もしくは4歳牝馬特別。
オールドファンなら、ああトライアルか。と気がつくだろう。
報知杯4歳牝馬特別、サンスポ賞4歳牝馬特別。前者は現在のフィリーズレビュー、後者はフローラSのことである。
冒頭で、カタカナ語に対し若干の嫌悪感を吐露した私だが、このカタカナ語については、諸手を挙げて賛成である。
4歳牝馬特別勝ち馬より、フローラS勝ち馬の方が、重賞を勝ったな。と実感しやすいと思うからだ。
しかし、好きな馬は4歳牝馬特別時代の勝ち馬の方が多い。キョウエイマーチ、フサイチエアデール、スティンガー、あと石山のサイコーキララも忘れられない。
4歳牝特を制し、実際にクラシックを勝ったのはマーチだけだが、エアデールとスティンガーも、重賞戦線には欠かせない素晴らしい名牝だった。特にエアデールは、あと一歩でGIに手が届くのに…という愛おしさがあった事を、今でも覚えている。
懐かしい。と言えば、今週のフローラSには、エアグルーヴ、メジロドーベルという90年代を代表する名牝の血を受け継いだ馬が出てくる。
アドマイヤローザとビルズトレジャー。前者はグルーヴの曽孫、後者はドーベルの孫にあたる。
ドーベルより、グルーヴ一族との思い出が濃い私は、アドマイヤローザをデビュー前から注目していた。
デビュー戦は2着に敗れたものの、終いの伸び脚は、さすがグルーヴ一族。と思わせるインパクトのある末脚だった。
祖母が果たせなかった、オークス親娘三代制覇。その夢を、この孫娘に託したい。
◎アドマイヤローザ
フローラとは、ローマ神話に出てくる花と春と豊穣司る女神の名前である。この神話が誕生した国の哲学者、セネカは言う。
どの港を目指すかわからなければ順風は吹かない。
目指す港は、樫の大舞台。もう風は吹いている。
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