ユニコーンステークスと函館スプリントステークスのレース回顧です。
その前に、
競馬に対する「勘」というのを皆さんは信じていらっしゃいますか?
私は結構気にする方なのですが、根拠のないところなので勘通りに買って上手くいくこともあれば、勘に従わずミスってしまう場合もあります。
ここのところが競馬に対する「自分との闘い」だと常々思っているのですが、いかがでしょうか。
先週の競馬ニュースにクラレントの引退がありました。
クラレントは長らく第一線で活躍し、馬券でお世話になった方も、やられた!という方も多いのではないでしょうか。
そのクラレント、私の思い出に残るレースは3つ。
2013年のエプソムカップでジャスタウェイとの一騎打ち。
このレースは完全にこの2頭のレースでした。お互い最後の直線で譲らずクラレントが先着したわけですが、レース前から2頭対決、レースの内容も2頭のマッチアップ。
素晴らしいレースでした。
2014年は悔しい思いをして記憶に残る京王杯SC。この時私は3連単でクラレント>レッドスパーダの馬券を持っていたのですが、直線を向いたときにコパノリチャード(浜中騎手)が逃げていたところをヨレて、クラレントにぶつかるアクシデント。
結局抜け出したかったクラレントはコパノリチャードの不利を受けて2着に甘んじました。
3着は手広く流していて16万馬券がスルリと。直線向いたときにはもらった!と思っただけにコパノリチャードと浜中騎手にはホントに残念でした。
そして何より印象深いのが2歳時のデイリー杯2歳S。
レース内容といい、この馬はG1を取るだろうと思いました。ダービーは厳しくても皐月賞ならいけるのでは?
なんて思っていたりしたのですが、私自身デイリー杯2歳Sの勝ち馬を昔から贔屓する傾向にあり、その意味でもいい馬に出会えたと思ったものでした。
振り返れば昨年のデイリー杯2歳Sを勝ったのはジューヌエコール。
クラレントのニュース以降、勘は訴えていたのですがオッズの妙味に負けました。
函館(洋芝)実績がない中であんなに人気になるとは思いませんでしたが、
勘に従って買っておけば、▲エポワスは確定でしたので取れた馬券でした。
ユニコーンSも大野の騎乗をかなり分析して臨んだら、落馬となり、ツキに見放された日曜でしたね。
自分の馬券についてはこれくらいにして、次走や秋に繋がる回顧をしたいと思います。
レースは良馬場発表も雨もあり、引き締まった馬場で行われました。
スタートからテイエムヒッタマゲがハナに立って落ち着くかと思われましたがシゲルコングが強くハナを主張。
縦長の展開となり、差し馬の出番となるレースでした。
展開予想としてはもう少し前が一団になると思っていましたが、全体時計が早めになるのは予想通り。
◎リエノテソーロが3番手グループに付けた後にペースを少し緩めましたが、最後の直線の余力は残っていなかったですね。
サンライズソアがリエノテソーロを伺いながらのレースで先着できたのは当然の流れだったでしょう。
しかし、それでも勝てなかったわけなので、やはり先行勢には厳しいレースでした。
全体的には逃げた2頭がシンガリのワンツーで差し馬の流れ。
中団に付けた○サンライズノヴァがイメージ通りの抜け出しでした。
1着○サンライズノヴァ
新馬戦が戸崎騎乗で馬のペースに任せる内容で、きれいに抜け出して勝利。
その後松若が騎乗して脚質はいろいろでしたが、結果的には中団からの差しがこの馬にとって一番合う脚質でしょう。
展開面も味方しての着差のついた完勝でした。
JDDもこういうタイプが合っているので、出走するなら◎でいいのではないでしょうか。
今回の勝ち方は強かったものの、信頼できるタイプではありません。
ペースが落ち着くようだと差して届かずの競馬になるでしょう。
ある程度人気するタイプですので、逃げ先行馬の揃う展開が向くレースで厚く勝負に行くイメージです。
2着△ハルクンノテソーロ
スタートでやや後手を踏んで後方から。
直線に向くところから進出を開始して、進路取り等も良かったのですが勝ち馬が強かった。
最後の200mくらいから伸びが止まったので、現状距離が長いかもしれないですね。
距離短縮の捲り競馬(少頭数のレース)で狙いたいと思います。
3着△サンライズソア
スタートからリエノテソーロをマークする5番手のポジション取りは完璧でした。
全体的に時計が早かったので、最後も踏ん張っていますが決め手の差で完敗でした。
3歳ダート路線で安定感を求めるならこの馬でしょう。
もう一段階成長できれば、ダート1800-2000mで中心に見ていける存在になりそうです。
レパードSに出走するなら、新潟という点も踏まえて◎のアタマ固定で勝負できると思います。
7着◎リエノテソーロ
大野からウチパクへの乗り替りの影響もあったかもしれませんが、直線で伸び悩んだところは距離が長かったか。
思ったほど強くなかったか。
内容は完全に力負け。しかし、NHKマイルCほどの迫力がなかったのも事実。
前走の反動、というのが私の中の結論です。
夏休みに入って立て直しを期待しましょう。
その他先行勢で粘ったタガノカトレアなどは次走も狙いたいと思いますが、
条件戦に出走でしょうから、都度様子見です。
タイムが1.06.8と昨年のレコードを1秒塗り替える超高速決着でした。
映像ではそこまでスピード感は伝わらないので、よほど走りやすい堅い馬場だったのでしょう。
洋芝というか函館らしさの感じない芝でしたね。
芝の長さも例年より短く刈っていて、蹄にまとわりつくような芝ではないように見えます。
来週以降も高速決着が続きそうですので、時計を持っている馬を中心に見ていった方がいいでしょう。
1着△ジューヌエコール
中団から直線はあっという間に抜け出して完勝。
軽ハンデの恩恵もあったと思いますが、スピードの絶対値は大したものですね。
今後も良馬場なら買い続けて大丈夫でしょう。
馬体的にはそこまでスプリンターに寄っているとは思いませんので、
距離の融通も利くと思います。
この馬に関しては馬場次第、パンパンの良馬場で狙っていきましょう。
2着キングハート
前走京都の鞍馬Sが1.07.3と好タイム。前々走も中山で1.07.5と時計の裏付けがありました。
4番人気に支持されていた上がり馬ですが、順当な結果だったと思います。
サマースプリント狙いだと思いますので、小倉の北九州記念に出走するならアタマ勝負で行きたいですね。
新潟アイビスサマーダッシュでは、あまりイメージ繋がらず、です。
3着エポワス
函館巧者が想定通りの追込みを見せて3着。
順当すぎて他に言葉はありません。
エポワスは、北海道と阪神1400mで検討です。阪神1200mは届かないでしょう。
9着◎ブランボヌール
4コーナーでジューヌエコールと一緒に上がっていきそうなところで岩田が何かを気にしましたね。
無事ならいいのですが。
直線に向ききってからは両サイドを挟まれ、前にシュウジ。
岩田も追うことを辞めました。馬自身に問題がなければ、人気落ちするキーンランドCで狙いたい。
4着△セイウンコウセイ
時計勝負では厳しいと思いましたが、4着に踏ん張りました。
さすがG1馬です。この後は秋のスプリンターズSに向けて、夏休み→一つ叩いて→スプリンターズS、このローテだと思います。
今日のレース振りからは、中山でも崩れるイメージはないので、3連系の軸にするのはありでしょう。
あとは雨を降らせる力がセイウンコウセイ自身にあるかどうか。
その他は特になし。
概ね順調な結果であったと思います。
この夏稼がせてくれる!と思える馬は不在でしたね。
辛うじてタガノカトレアくらいだと思いますが、人気になるでしょうしね。
今週は宝塚記念。
11頭立て、キタサンブラックには逆らえない。※逆らいます(笑
消せる馬は消せる。
既に方向性は見えていますが、サトノクラウンの取捨などで検討しています。
消すつもりなんですけどね。
1頭1頭をじっくり予想できるレースはそんなに多くないので、
宝塚記念は予想そのものを楽しんでいきましょう。
【メルマガ募集】フランケルJr.のここだけの話
6月25日(日)正午:宝塚記念に向けた単複予想の買い目発表!
軍資金を狙って作りたい!阪神8R城崎特別@ラヴアンドドラゴン注目!!
※無料です。
⇒フランケルJr.のここだけの話
http://frankelmagazine.com/
※登録完了通知が迷惑メールフォルダへ届いている可能性があります。