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【宝塚記念 2017】レース回顧|忖度競馬、ここに極まれり

宝塚記念はまさかのキタサンブラックが大敗。

まさかまさかでした。

道中を振り返っていきましょう。

 

スタート直後

スタートは良かったと思います。
枠の関係で真っ直ぐ進めたものの、ハナを取りに行く押して押してという競馬ではありませんでした。

2コーナーから向こう上面へ向かうところなのですが、この辺で少し武豊との呼吸が合っていないような仕草がありました。
キタサンブラックは行きたそうでしたが、武豊が必死に宥めている様子が伺えます。


そのまま終始外目の3番手を追走。
終始外々を回らせる形になりました。


直線で全く伸びずに9着ですか。
だれがこんな展開を予想できたのでしょうか。
レース後の武豊騎手の談話です。

武豊騎手(キタサンブラック=9着)「走らなかったですね。正直、よくわからないです。ここまで(負けるの)は初めてだから。僕自身も残念。雨も思ったほど降らなかったので、馬場もそこまで影響するほど悪くなかった。状態も返し馬も悪くなかったし、レースで不利があったわけでもない。全部勝つっていうのは難しいですね、やっぱり」

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170625-00000119-sph-horse

乗っている本人が分らないのでは、周りから見ている私たちにわかるはずはありません。
武豊は思っていることをある程度伝えてくれる騎手なので、ここまで何も情報が出ないとなると、言葉通りに「よくわからない」のでしょう。

 

という点を踏まえて、私なりに思うところを記載しておきます。

まず馬体重
大阪杯540kg、天皇賞春536kgときて今回が542kg。
既に5歳、身体的な成長はさすがにありません。
休み明けの大阪杯より更に多いということは、単純に「緩め過ぎた」と言えるのではないでしょうか。

ただ、追い切りがいつもあまり良く見せないタイプなので、私には見抜けませんでした。
今改めて追切を比較していますが、・・・何も変わらない、いつも通りです。

ですので、結果論としては馬体重はあるかもしれませんが、9着大敗という次元での敗因には当たらないかなと思います。

 

内枠を取れなかった。

これは判断が難しいところですが、ここの影響は大きかったように思います。
ラチを頼って走るタイプだったのでしょう。
道中のスムーズさを欠く競馬といい、いつものキタサンブラックらしさが感じられないレースでした。
これらを踏まえて、上半期の総括をすると、今回の宝塚記念キタサンブラックは、忖度競馬だったと思います。

 

北島オーナーにフランス遠征はキツイ。

この一点ではなかったかと思います。

もちろん、北島オーナーは凱旋門賞に行きたい気持ちはあったでしょう。
しかし、周りの方たちはどうでしょうか?
ここで無理して、万が一でもあった場合は取り返しのつかないことになります。

もちろん、競馬関係者にも影響は大きいでしょうけど、それ以上に芸能関係に多大な影響が出ます。

凱旋門賞で北島オーナーが勝利!⇒国民栄誉賞を渡したいくらいの素晴らしいニュースです。

そのハイリターンを狙うのか?
国内G1で十分ニュースになったではないかと、リスクを取らずに国内を専念させるのか?

私が北島オーナーの側近なら、確実に後者を選びます。

無理はさせれない。

このような空気は関係者には伝わります。

レース後の北島オーナーの談話で、早くも「国内専念」を実質的に明言されました。

北島三郎オーナー「夏はちょっと休ませてやりたい。外国はちょっと(回避を)考えさせてもらいました」とし、秋の目標については「とりあえず秋の天皇賞。東京の府中、あそこへ行ったらいいんじゃないかな。今年も頑張ってくれてますし、あまり無理はさせたくないから。いい状態なら天皇賞に行きたい。最後は頑張って有馬記念に出したいなと思います」

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170625-01845779-nksports-horse
北島オーナーは分かっていたと思います。

宝塚記念を勝てば、凱旋門賞に行かなくてはいけないことを。

しかし、周りからは北島オーナーの体調(きっとご自身も良く分かっていらっしゃると思います)から、凱旋門賞に行かせたくない。
忖度しましょう。

キタサンブラックが宝塚記念勝利⇒凱旋門賞に行かなくてはいけない⇒北島オーナーが無理

ならば、宝塚記念での必要な結果は「負ける」ことだったでしょう。

誰がどこまで空気を読んだのかは分かりませんが、

結果的に馬体重が大阪杯より多いという緩い仕上げ。
自分の競馬に徹することなく、終始外々を回した武豊。

今思えば、キタサンブラックは勝ってはいけないレースだったなぁと。

その関係者の思いが集まり過ぎて、みんな空気を読み過ぎて、負ける方向負ける方向へ向いた結果が、9着大敗だったのではないでしょうか。
武豊がやらずの八百長をしたとは言いません。
もう少しやれたとは武豊自身も思っているでしょう。

それ以上に勝てる調整をしてこなかった陣営。

と書くと、八百長かよ、という話になりそうですね。
ええっと、論点というかポイントは

北島オーナーはファンを大事にする

この前提があったからこそ、今回の競馬になったのではないでしょうか。

私の書いている文章も、うまく言えてないのは重々承知ですが、忖度して頂けると幸いです。

馬券は小っちゃく当ててます。

 


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