安田記念を振り返っておきます。
馬券はブログやメルマガで紹介した通りで◎レッドファルクスからワイド総流し。
一応3倍以上付いたので良しとしましょう。
レース全体感としては、展開予想はドンピシャでした。
先行勢がやり合う流れで差し追込みの出番だと考えていましたがその通りに。
イスラボニータを中心に熾烈なポジション争いを繰り広げていました。
そんな中スタートから押して押して先頭に立ったのはロゴタイプ。
外枠だったので控えるかなと思っていましたが、田辺の思い切った騎乗で、
前半3Fが33.9から後半3Fが34.4という前傾ラップを作りました。
こういう流れだと差し追い込みが来るのは当たり前だったのですが、
各馬を振り返っていきましょう。
1着サトノアラジン
14番からスタートでもあり、スタート五分から後方4,5番手を外々追走。
4コーナーでは大外ぶん回しの強引な競馬。
東京の直線が長いとはいえ、1400m巧者であったサトノアラジンがここまで
長く脚を使うとは想定外でした。この形しかできません、という競馬でしたが、
お見事だったと思います。
状態面が飛び抜けていいようには見えませんでしたが、
さすがリーディングトレーナーの池江調教師。
春クラシックのうっ憤を晴らすかのような会心の仕上げでしたね。
もともと能力的にはいつG1に手が届いてもおかしくありませんでしたが、
やっと実りました。秋のマイルCS、そして暮れの香港マイル。
既に6歳なのでこの1年を大事に乗ってほしいですね。
素晴らしい走りだったと思います。
2着ロゴタイプ
久しぶりに見ました。「負けて強し」
強いのただ一言です。直線で一度突き放した場面は、マジか???
となった方も多いのではないでしょうか?
スタートから飛ばして、直線での伸び脚。
スタート良し、中良し、終い良しでした。
結果的に負けとなりましたが、今回は相手が強かった。
私個人の主観では昨年の安田記念より今年の方がこの馬の強さを証明できたと感じます。
3着レッドファルクス
サトノアラジンとは4コーナーから残り200mまでのポジション取りの差がでました。
馬群の前が壁になり僅かに空いたスペースにグレーターロンドンが一足先に入られ、
万事休すかと思いましたが、なんとか外に出してからの猛烈な追込み。
クビクビ差で届きませんでしたが、スムーズなら、という競馬でした。
デムーロは東京なので間からこじ開ける競馬を想定していたと思いますが、
今回は運がなかったですね。進みたい進路が悉く潰されていきました。
しかし、馬は強い。今回のレースで反動がなければいいのですが、
一番無理をしたのはこの馬だと思います。
夏はしっかり休んで、秋はスプリントを使わずマイルのみでいいのではないでしょうか。
それかスプリンターズSを休み明けに使う公開調教するか、ですね。
4着グレーターロンドン
5連勝中ということもあり注目を集めました。
重賞での実績がないことから最終的には6番人気とさほど人気になりませんでした。
もう少し人気するかなと思っていましたが、ニュースの煽りも対してなかったので、
その辺の影響もあったかと思います。
レース内容はほぼ完ぺきなレース。スタート後手はいつも通り。
直線では上手く間から抜け出せましたが、決め手勝負で完敗。
伸びもイマイチだと思うので、休み明けの影響でしょう。
秋に向けては、賞金加算が必須となります。
重賞の2つは欲しいです。サマーマイルはこの馬を中心に見ていくことになるでしょう。
マイルCSが目標となりますが、レースを使いつつ賞金を取りこぼすことなく
戦っていく必要があるため、余力的にマイルCSも厳しいレースが予想されます。
どこまで逞しくなれるか?を見極めていきましょう。
その他人気サイドのイスラボニータ、エアスピネルあたりは
馬群の中で持ち味を出せず。
前半のハイペースを単騎逃げできたロゴタイプより、
終始、隣の馬を気にしながらのポジション取りを続けた先行勢には
直線で伸びてこい、というのが土台無理な話です。
そんな中でも、最後一瞬の脚を使ったエアスピネル。
脚の使いどころが勝負の馬ですが、武豊騎手のキタサンブラックとの兼ね合い次第では
紛れの多い天皇賞秋などで、改めて狙ってみたいと思えます。
以上安田記念のレース回顧でした。
混戦のマイル路線。サマーマイルもありますし、
秋も楽しい競馬が続きそうですね。
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