本日は明日14日（水）大井競馬場メイン11Rハイセイコー記念をみていきましょう。
暮れの12月19日に川崎競馬場で開催される全日本2歳優駿への優先出走権（2着まで）をかけてのレースでもあります。
実質的にここを勝てば3歳春の南関クラシックへ直結するので、全日本2歳優駿はさておき、期待馬のお披露目重賞となります。
なお、昨年の勝ち馬ハセノパイロは全日本2歳優駿で3着、羽田盃（中央に置き換えると皐月賞）で3着、更に東京ダービーで優勝と南関3歳クラシックの主役の一頭として活躍しました。
今年もハセノパイロに続くような馬が出現することを期待してみていきましょう。
1番シビックヴァーゴ
4戦目で初勝利を飾りましたが、競馬を覚えてきました。
新馬戦・2戦目で後塵を拝したラプラスを逆転し、圧巻の勝利でしたね。
前走のように好位2番手からレースを進めると考えると1枠1番は願ったりかなったりでしょう。
これまでが大井1400mしか使っていませんが、バゴ×ジャンポケであれば距離はむしろ伸びていいでしょう。
2番ハナズボンダイ
勝ち切れないタイプですね。唯一の勝利が逃げてのもの。今回ハナに立つ可能性は高いとみます。
全体感としてはまだまだの印象で、相手が揃った今回は厳しいレースとなるのではないでしょうか。
3番フォルベルス
ここ2走が1番人気に応えられず。距離延長も向きそうになく厳しいでしょう。
4番グラビテーション
鎌倉記念を3着とまずまずの好走。勝ち切れないタイプに見えるので今回も入着や3着固定で狙うのがいいかもしれませんね。
今の時期にしては無駄に後ろに下げすぎているので、今回もスタートに注目です。
ある程度のポジションに付けれれば、負けるにしてもタイム差は縮まると見ます。
ただ、マイルで勝負ができるのは今回まででしょう。スプリンターだと思います。
5番マムティキング
前走は強いの一言でした。勝ちを確信する4コーナーからの突き抜けはお見事でしたね。
一方でこちらはすでにスプリンター色が強く出ています。
距離延長、そして多頭数を捌いて馬券圏内まで来れるでしょうか？
厳しいとみるべきでしょう。
6番トーセンイマジン
中央で勝てず、そうそう地方へ島送りパターンですね。
競走馬としての水準に達していないとさえ思えますので、ここも様子見が妥当でしょう。
7番チューダ
新馬戦は公開調教みたいなものでしたので参考外としますが、2走目そして前走は全く違う競馬をしてそれなりのものを見せました。
御神訓騎手も手探りな状況ではあると思いますが、この枠なら変に包まれるよりはスタートから出していってハナを主張するか、自分のポジションを確保できる好位に収まるか。
前走はタイムも縮めて成長が見えるので、ここを勝ちにいくなら奇襲の逃げでしょう。
勝ち負けか、大敗か、極端な結果になると見ます。
8番ラプラス
シビックヴァーゴに勝って負けてとまだ結論を出すには早い段階ですね。
雰囲気的には乗りにくい馬の印象で、矢野騎手がどのような手綱さばきをみせるかが楽しみです。
馬自身への評価は可もなく不可もなく。まだ底は見せていませんが、2勝の内容からメチャクチャ強いとも思っていません。
9番トーセンスプモーニ
昨年の3着馬トーセンブルと同じ父トーセンブライト。
母系は異なりますが、2歳限定戦はこういうローカル血統が来るレースは続くことが多いので気になる存在ですね。
前走3着に好走でしたが、距離は伸びて良さそうなので、押さえに加えておくのが無難でしょうか。
買う買わないがハッキリ判断付かないのですが、人気的にも狙ってもいいでしょう。
10番ホクトローリー
相手が揃った印象で、この馬まで印を回すのは困難な状況ですね。
取り立て狙うべきポイントはありませんが、好走凡走を繰り返すタイプが今回は好走の番です。
中一週で前走は全く追っていませんので、状態はむしろ最高潮にあるでしょう。
大穴枠で一考です。
11番ダルヴァザ
前走は逃げて完勝でしたが、時計的には標準的です。
ノーザンファーム生産、馬主はキャロットですので重賞では押さえておきたい背景があります。
真島騎手が今回どのような競馬をするか楽しみですが、外目の枠でもありますし控える競馬を試してもらいたいと思います。
12番トーセンボルガ
トーセンは3頭がエントリーですね。もっとも期待が高いのはこの馬でしょう。
南関のリーディングトレーナー小久保厩舎で、主戦の森泰斗騎手なら狙いに来ていると宣言しているようなものです。
悪い点は見当たらないですね。一方で特別強いとも感じられず、悩ましい一頭です。
13番ネオブリランテ
前走は休み明けっぽい止まり方で3着でしたが、この内容なら前進はあるでしょう。
新馬戦で1.9秒の大差勝利したポテンシャルはありますので、狙いたい一頭です。
以上、13頭にざっと短評を入れてみましたが、今年のハイセイコー記念は確たる軸馬が不在ですね。
確たる、が意味するのは来年のクラシックを任せてもいいレベルだ、と思えるレベルでの軸馬です。
今年は全体的にまだ小粒な印象ですので、多少波乱の芽も期待できるでしょう。
◎1番シビックヴァーゴ
○8番ラプラス
△7番チューダ
△11番ダルヴァザ
△12番トーセンボルガ
△13番ネオブリランテ
本命はシビックヴァーゴでいきましょう。
前走でスタートは克服したと思いますし、成長は間違いなくあります。
1枠1番で有利ですし、血統的にも距離が伸びてこそでしょう。
相手は順当と思えるところを5頭。
馬複流しで勝負しましょう。
馬複流し
軸馬：1番シビックヴァーゴ
相手：7・8・11・12・13
以上、ハイセイコー記念の予想でした！
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