今週の重賞は函館記念のみが開催されます。
リステッドの名鉄杯やオープン特別のバーデンバーデンCなどもありますので、余力があれば少し触れたいと思います。
函館記念は夏のサマー2000シリーズに該当するレースで、優勝馬に対して馬主・厩舎に合計4000万円が交付されます。
G1では勝負に厳しい馬にとっては、大きな目標にもなりますし、重賞2勝＋4000万などを考えると、賞金的にはG1を勝つくらいの稼ぎが産まれます。
先週は七夕賞が開催されミッキースワローが制しました。
さすがに連闘馬はいませんが、メンバー的にはG1で勝負するには厳しい面々ばかりです。
馬券は函館の洋芝巧者を意識しながら軽ハンデの人気薄を仕留めていきたい一線ですね。
アメリカズカップ 55.0
アーバンキッド 54.0
エアスピネル 58.0
カルヴァリオ 54.0
ゴールドギア 52.0
スズカデヴィアス 57.5
ステイフーリッシュ 57.5
ドレッドノータス 56.0
ナイトオブナイツ 56.0
ブラックバゴ 55.0
ポポカテペトル 55.0
マイスタイル 56.0
マイネルサージュ 55.0
マイネルファンロン 54.0
メートルダール 57.0
レッドローゼス 56.0
トップハンデはエアスピネル。
G1で入着できる地力があるのはエアスピネルだけでしょう。
その他もパッと見た感じではこれくらいかなぁという印象です。
続いてJRA公式サイトを参照し、データを見ていきます。
過去10年の前走着順別の傾向で、勝ち馬はすべて前走6着以内でした。
大敗からの巻き返しは厳しいと判断した方がよいでしょう。
2着3着馬は半数近くが7着以下の馬で、紐穴狙いとして押さえておきたい傾向です。
前走6着以内：
アーバンキッド
ゴールドギア
スズカデヴィアス
ステイフーリッシュ
ドレッドノータス
ナイトオブナイツ
ブラックバゴ
レッドローゼス
過去9年（10年前は札幌開催）での前走競馬場別の傾向では、函館からのローテでは勝ち切れていない点が一つ目のポイントとなります。
巴賞は押させておかないといけませんが、2着3着までですね。
東京・新潟・中京の左回りコースだった馬が合計で[7-2-4-25]で勝率18.4%、3着以内率34.2%と好走しています。
前走左回りコースだった馬は注意を払っておきましょう。
前走左回り：
ポポカテペトル
メートルダール
過去10年の近走実績を見ていくと、近3走の内、芝のオープンクラスへ出走し、その最高着順が3着以内の馬の好走率が高くなっています。
勝ち馬の可能性という意味で、近3走の芝オープンクラスで3着以内を目安にします。
対象馬：
エアスピネル
スズカデヴィアス
ステイフーリッシュ
ナイトオブナイツ
マイスタイル
メートルダール
レッドローゼス
過去10年の勝ち馬に共通する傾向として、特に現在6年連続で16頭立て以上の多頭数のレースに出走していました。
函館記念そのものが基本フルゲートになるレースですし、昨年が15頭で今年も14頭以上になりそうです。
前走で多頭数を経験していた馬が、小回りになる函館で経験が生きている可能性があります。
前走16頭立て以上：
アーバンキッド
アメリカズカップ
エアスピネル
カルヴァリオ
スズカデヴィアス
ドレッドノータス
ナイトオブナイツ
マイスタイル
マイネルサージュ
マイネルファンロン
メートルダール
以上、4項目を見ていきました。
4項目満点は不在でしたが、3項目達成はこちらの3頭。
スズカデヴィアス
ナイトオブナイツ
メートルダール
スズカデヴィアスとナイトオブナイツは巴賞連対馬で、今回は押さえないといけない2頭です。が、あくまで2着3着まで。
一方のメートルダールは、左回りコースからのローテで過去に重賞を勝った経験もあります。
先月の関東オークスで勝利した武藤雅騎手なら、活路を見出してくれそうな期待も込めて重たい印で臨もうと思います。
以上、函館記念のデータ分析でした。
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