今週から2週に渡って日本の競馬界の歴史に残る戦いが始まります。
3歳三冠最終戦となる秋華賞と菊花賞ともに無敗の二冠馬が無敗の三冠馬になるために、そして世代の絶対的王者と女王になるために争います。
どちらかならたまにあるのですが、それでも珍しいです。
今年は牡馬牝馬ともになので、競馬史に残ることは確かです。
両方とも無冠の三冠馬を達成してほしいです。
こんなことは滅多に起こることではありませんし、これから数十年起こらないかもしれません。
こんな時代に馬券購入もできて本当に幸せです。
後は的中させるだけです。
秋競馬に突入して地方競馬も大忙しです。
でもこの忙しさは心地がいいです。
自分の好きなことが忙しいだけですし、春と違って現地観戦も可能になってきました。
少しづつですが、着実に日常を取り戻しつつあります。
全ての競馬に携わる方やファンの努力のたまものです。
あともう少しともに踏ん張りましょう。
週初めに交流GⅠがありましたが、今回は交流の2歳重賞が行われます。
門別1200m戦で行われるエーデルワイス賞です。
基本的には交流重賞は中央馬が有利なのですが、この2歳戦は違います。
ここ数年は地方馬が勝利しているレースなので、非常に難しいレースです。
この記事では川崎で15日に行われるエーデルワイス賞の全馬診断と最終予想をしていきます。
まずはいつも通り全馬を少しずつ見ていきます。
1番 ラストリージョ 牝2 54.0㎏ 柴田騎手
中央馬で2戦2勝と一度も負けていません。新馬戦はダート、前走のすずらん賞は芝なので父同様の万能タイプです。
脚質的にもこの枠はプラス材料です。
勝負ジョッキーである柴田大知騎手に手戻りするので陣営の勝負気配も感じます。
2番 アウィウィリオ 牝2 54.0㎏ 阪野騎手
距離短縮は歓迎だが、相手関係大幅強化の一戦なので、馬券圏内は難しい。
3番 ホーキーポーキー 牝2 54.0㎏ 杉原騎手
中央馬ですが、前条の戦績と完成度では。地方のトップクラスの馬の方が信頼出来る。
初ダート戦でこのメンバーは可哀想だ。
4番 ブルーカルセドニー 牝2 54.0㎏ 五十嵐騎手
距離延長で好走した直後の距離短縮は正直プラスとは思えません。
ただ前走の競馬内容は勝ちに行く競馬で2歳馬には難しい競馬で勝利した点は評価したい。
5番 エイシンウィンク 牝2 54.0㎏ 石川倭騎手
3連勝中で時計も優秀なので馬券からは外せないです。
ただ今回は交流重賞なのでそう簡単にはいかないでしょう。
強敵、同型馬多数など今までに経験していない中、どう対応するかに注目。
6番 マーサマイディア 牝2 54.0㎏ 桑村騎手
前走は距離が長すぎたのか、途中で馬が競馬をやめました。
気難しい牝馬なので状態面が気になるものの、陣営がここを選んだということは問題がないからか。
今回はベスト条件での競馬なので巻き返しに期待したい。
7番 マウンテンムスメ 牝2 54.0㎏ 田辺騎手
中央所属でスピードはあるのですが、前走が的外れでした。
陣営も血迷ったのかダートを試すことになりました。
走ってみないと分からない部分もあるが、血統的には芝の方が良いだけに無駄な一戦になりそうだ。
8番 アークリオン 牝2 54.0㎏ 小野騎手
馬柱はきれいが、前哨未勝利を勝利したばかりの馬にここは荷が重すぎる。
9番 ミコブラック 牝2 54.0㎏ 岩田康騎手
中央馬で元園田騎手の岩田騎手なので組み合わせ的には良いが、ミコブラックはスプリントよりもマイルが合っている印象。
あとは砂が合えば良いのですが、それは走ってみないとわからない。
10番 レディブラウン 牝2 54.0㎏ 山本騎手
相手なりに走れるのですが、中央馬相手でもそれが可能なのかは未知数です。
安定感は評価するが、ここは相手が揃い過ぎた。
11番 ソロユニット 牝2 54.0㎏ 阿部騎手
新馬戦は敗れましたが、その後は4連勝で競馬内容も非常に良いです。
大人びている走りが特徴的で崩れることは少ないと思っています。
自分の力を出し切れば中央馬もねじ伏せる。
12番 スーパービンゴ 牝2 54.0㎏ 村上騎手
前走のメンバーレベルはメンバーのそのあとを考えると低買ったことがわかります。
今回は相手関係強化の一戦なので厳しい競馬になるでしょう。
13番 クローリスノキセキ 牝2 54.0㎏ 服部騎手
地方馬ながら前走のすずらん賞はタイム差なしの2着。
これは能力が高くないと基本的に不可能です。
馬券の中心には出来ないものの、抑えておかないといけない馬って感じです。
14番 トゥルスウィー 牝2 54.0㎏ 岩橋騎手
3連勝中ですが、あくまでも自己条件での話です。
今回は中央馬も相手にしないといけないので、今までのような競馬は出来ない。
15番 ウワサノシブコ 牝2 54.0㎏ 松井騎手
中団から後ろで競馬をする馬なので。今回のメンバーなら展開の恩恵は受けそうです。
ただ今回は戦う相手のレベルが違うので脚を活かしてもどこまで行けるか。
16番 スマイルミュ 牝2 54.0㎏ 落合騎手
近走の戦績を見る限りではここは結果よりも無事に走ってほしいです。
以上がエーデルワイス賞の全馬診断でした。
それでは最終予想をしていきます。
最終予想
2歳の牝馬限定JRA交流重賞ですね。
JRA交流重賞とはいえ、地元門別が強いレースです。
過去5年で門別所属馬が4勝、3着以内馬15頭中12頭を門別所属馬が占めています。
傾向的には門別2歳重賞、栄冠賞・リリーカップ・フルールカップ・フローラルカップのいずれかで勝った実績のある馬が、門別所属4勝の4頭ともに共通する傾向です。
なお、JRA所属のリエノテソーロは新馬・すずらん賞を連勝で臨んでいました。
◎11番ソロユニット
新馬戦は2着に敗れたもののその後は4連勝でリリーカップを制しました。
そのリリーカップが強い内容でしたので、ここも信頼して良いでしょう。
レース運びも余裕のあるもので時計勝負になっても対応できると考えます。
前走が良すぎたので、その反動は少し心配する必要があるかもしれません。
○1番ラストリージョ
JRA所属で新馬を新潟ダートで勝利、2戦目は札幌芝のすずらん賞を勝利。
父アグネスデジタルを彷彿させる戦績です。
マイネル軍団の新しい看板ブルースターファームの今後のためにも、実績が欲しいところです。
▲6番マーサマイディア
前走は途中でレースをやめていました。
牝馬はこういうのがあると、一気に終わってしまうのでその点は注意が必要ですが、
世代上位の馬だとは思えるので地力の高さを買いましょう。
△13番クローリスノキセキ
ブルーカルセドニーに勝利した実績もありますし、前走はすずらん賞でタイム差なしの2着。
スピードも侮れないですね。時計勝負になればなるほど、出番は増すと考えます。
×4番ブルーカルセドニー
フローラルカップは自ら動いて突き放す強い競馬でした。
現状、1200mは忙しい感じを受けるので相手までとします。
×5番エイシンウィンク
3連勝の時計が優秀ですので押さえましょう。
馬券は手堅く馬連でいきましょう。
軸馬:11
相手:1,4,5,6,13
5点でいきましょう。
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