オークスの追い切りを確認しておきます。
見るべきポイントは、王道ローテを歩んできた馬は順調に仕上がっているはずなので、動きはいいはずです。
ですので、今回は悪い馬を探していくようにしましょう。特に桜花賞比で下がっている馬は注意が必要です。
一方で厳しいローテを乗り越えて出走に辿り着いた馬は、勢いを持ってイケイケな状態か、もしくは既にガス欠で態勢だけ整えているか？
どちらかになることが多いため、メリハリをつけて追い切りを見ていきます。
昨日枠順が発表されましたので、馬番順にいきます。
1番モズカッチャン
フローラS比で見ると、前回今回共に栗東坂路で単走。
タイムは全体時計を緩く終い重点の追い切りに切り替えていましたが、フラフラが目立ちます。
フローラSが馬場の真ん中をビシッと上がって来ただけに状態面は厳しいと見るべきでしょう。
2番ソウルスターリング
桜花賞時と同じく美浦の南Wで3頭併せの内を追走。
全く同じ動きで状態面に下降なし。過去オークスのイメージとしてはこういう馬は安定しているので今回も馬券には必須と言えそうです。
3番フローレスマジック
美浦の南Wでこちらも3頭併せ。フローラSは全体時計が4Fからの表示。
今回は6F表示でタイムは間違いなく今回がいいです。
走りも一段階引き締まった体をしており、オークス仕様に仕上げてきました。
穴馬として面白い存在かもしれません。
4番ミスパンテール
桜花賞も今回も栗東坂路を単走です。チューリップ賞がコース追いだったのですが、坂路のままですね。
全体時計も終いも桜花賞当時の方がタイムはいいのですが、走り自体は今回の方が素軽い印象です。
決め手勝負のタイプに四位騎乗なので、開き直った直線一気に賭ける競馬と見受けられます。
状態面は可もなく不可もなく。
5番モーヴサファイア
栗東CWで前の馬を追いかける形。全体時計まずまず。走る気もまずまず。
休み明けに牝馬は走ることが多いのですが、そのタイプの追い切りです。
人気は低いと思いますが、人気以上の着順には持ってくるのではないでしょうか。
6番ハローユニコーン
栗東CWで単走。フォームから小回りの方が合っているように思います。
状態は可もなく不可もなく、といったところですが東京はどうかな？
7番ディアドラ
桜花賞も今回も栗東坂路で混み合った時間帯に単走。
桜花賞当時と変わらない仕上がりです。この馬なりの力は出せるでしょう。
8番ホウオウパフューム
フローラS当時は太いなぁと思っていたのですが今回はキッチリ仕上げてきました。
馬体重はフローラSで480kg、今回の調教後が475kg。レース当日は460kg台での出走になりそうです。
上昇度は間違いありません。桜花賞組との力関係だけでしょう。
9番ディーパワンサ
フローラS時が栗東坂路の重馬場を併せてかなり強めに追っています。今回も坂路ですが単走の馬なり。
馬場の違いはあれど、タイムは全く一緒。走りの雰囲気からはバッチリ仕上がった感が溢れています。
距離への不安がありますが、スプリンターの馬体ではなくむしろ長距離向きな馬体なので大穴枠で一考です。
10番ブラックスビーチ
スイートピーSが栗東坂路で単走、今回はコース追いで3頭併せの内。
長めから時計を出し角居厩舎らしい最終追切でしたが、この馬だけズルズル後退。
買えません。
11番レッドコルディス
フローラSも今回も栗東CWで2頭併せを追いかける形。
軽く仕掛けて併走馬をあっという間に置き去りにした内容から充実感が漂います。
ここ2走勝ち切れなかったのはこの馬がズブいせいかもしれません。
東京4コーナー手前からロングスパートに入れば、もう少しやれていい馬だと思います。
12番ブラックオニキス
スイートピーSと今回、どちもら美浦の南Wを単走で行っていますが、今回は明らかにスイッチが入ってます。
これ、やり過ぎの気がしますがどうでしょうか？このタイプは難しいです。追い切りはメチャクチャいいのですが、やり過ぎ注意に該当するパターンでもあります。
実績からも買いにくいところですが、大波乱があるとしたらこの手のタイプでしょう。
13番レーヌミノル
桜花賞も今回も栗東CWで併せ。状態面もタイムも変わりなし。
雰囲気をすごく感じるのは桜花賞馬だからでしょうか。強い馬の空気が伝わります。
14番リスグラシュー
桜花賞では坂路で最終、今回は栗東CWで最終。変えてきました。
おそらく武豊が調教を付けているのだと思いますが、確認するような最終追いです。
雰囲気は非常によくバッチリ仕上がっている、ということの裏付けでしょう。
15番ヤマカツグレース
フローラSも今回も栗東CWを単走です。
全体時計、馬体、フォーム、どれも素晴らしいです。
一発を期待してしまう最終追切ですね。モズカッチャンよりは上位に来るのではないでしょうか？
16番アドマイヤミヤビ
桜花賞も今回も栗東坂路で単走。今回は十分に仕上がったと思われる緩めの調整追い切り。
ゆっくり走っていますが、一完歩の滞空時間が長くいい状態なのが見て取れます。
牝馬特有のデリケートな部分がレースに行ってどうかだけでしょう。
桜花賞より上昇を感じます。
17番カリビアンゴールド
スイートピーSと今回が美浦の坂路で最終追い切り。
ちょっと状態的には苦しいですね。疲労感を感じます。
18番マナローラ
栗東CWで最終追い切りでしたがスピード感はあまり感じられず。
併走馬を離してはいるのですが印象としてはイマイチ。
他のレースでの追い切り動画がないので比較ができませんが、この馬なり、と感じます。
以上18頭を見ていきました。
桜花賞組で上昇を感じるのはアドマイヤミヤビ。
下降を感じる馬はいません。
桜花賞組は基本力関係通りと見ていいでしょう。
その他の路線から買いたいと思わせる馬は、
3番フローレスマジック
8番ホウオウパフューム
15番ヤマカツグレース
少しパンチが弱いですがこちらの2頭も
9番ディーパワンサ
11番レッドコルディス
多いですが5頭をピックアップしておきます。
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