天皇賞秋のレース回顧を行っておきます。
キタサンブラックとサトノアラジンを消すという暴挙は、ただの暴挙となってしまいました。
キタサンブラックを選択できなかった敗因は、「枠」と「馬場」に囚われ過ぎたこと点です。
宝塚記念の敗因を「枠」と「馬場」に求めていた時点で、この天皇賞は取れなかったでしょう。
キタサンブラックの節目となる敗戦レース、ダービーは年明けから5戦連続関東遠征による疲れ。
いつかの記事に書いていました。
昨年の有馬記念、秋3戦目の戦い、疲労が残ったかも。
今年の宝塚記念、春3戦目、疲労が残っていたかも。
ここの比重を重く捉えていれば、今回はキタサンブラックを消すことはなかったのですし、むしろ2着以内を前提に馬券を組み立てれたはずなので、ここが大きな敗因となりました。
頭では分かってはいるのですが、どうしても引きずられて、大事なところを見落としてしまいますね。
サトノクラウンは追い切りが悪かったので消しましたが、地力の差で3着以下は突き放しています。
ここは来ると分かっていても消しに行ったので後悔はありませんが、薄い可能性＝高配当に目がくらんではダメですね。
この競馬予想における堂々巡り感を突破しないと次のステージには上がれないと改めて痛感します。
レース全体と各馬を振り返っておきます。
スタートでキタサンブラックは後手を踏みましたが、スッポリと空いたインにスムーズに進路を取ります。
道中は中団のインを追走。
ハナに立ったのは想定通りロードヴァンドールが外から積極的にいきました。
想定外だったのは◎ネオリアリズム。もう少し前でレースすると思っていましたが、馬なりで出したまま向こう上面では中団まで下がる競馬。
キタサンブラックが来なかったので、マークしていた陣営は戸惑う流れが見えるレースでした。
レースタイムは
13.2 – 12.5 – 12.9 – 12.5 – 13.1 – 13.0 – 12.4 – 12.0 – 12.7 – 14.0
前半1000m64.2－後半1000m64.1と前後半フラットな時計で、後半に時計がかかりがちな不良馬場においては前半が苦しいレースでした。
地力で来たキタサンブラックとサトノクラウンは別格として、3着以下の馬は反動が怖いレースと言えそうです。
各馬を振り返っておきます。
1着キタサンブラック
休み明けは走る。追い切りもいつも通りの仕上がりでした。
スタートで後手を踏むも、すぐさまインを取って、ラチを頼る競馬が可能になりました。
馬場は武豊騎手の勝利騎手インタビューで「あまり苦にしてなかったので4コーナーでインを突いた」と言っているので、馬場は不問でしたね。
次走はジャパンカップ、昨年が見事な逃げ切りでパドックの充実度はこのレースと天皇賞春が一番でした。
枠が極端に外であっても、どうにかしそうな雰囲気がありますので、武豊騎手が乗れれば好走可能でしょう。
1着で買うか、3着以内と見るかの勝負になると考えます。次は消さない（笑）
2着サトノクラウン
重馬場巧者は今回も力を発揮ですね。
次走はどこでしょうか？時計が早くならなければ強い競馬をしますので、そこだけ注意して予想しましょう。
3着レインボーライン
雨巧者らしいしぶとい走りでした。ステイゴールドっぽい馬だと改めて感じます。
次走は人気になって消し、その次でしょう。JC、有馬を使うなら有馬記念で3着付けが良さそうですね。
前日のアルテミスSでオルフェーヴル産駒のラッキーライラックが勝ったのであるとは思っていましたが、東京の渋った馬場はステイゴールド系の庭ですね。
4着リアルスティール
1800m巧者はここが限界、というレースでした。状態も良く、レースも無駄なくできましたが4着。
次走をジャパンカップだとすると、昨年は5着でしたが、今年はもう一つ下がりそうな予感です。
反動がなければの条件付きですが、マイルCSで見てみたいですね。
5着マカヒキ
最後まで一生懸命レースをしていましたし、外外を回って5着まで押し上げたのは立派。
ここは復活の予感のあるレースです。この馬も反動が怖いのですが、次走はノーマークにはできません。
距離が短い方がいいのかな、と思っていましたが、2400m以上の方が合っているかもしれません。
6着ソウルスターリング
よく頑張ったと思います。毎日王冠より着順は前進していますし、古馬の一線級を相手に粘りました。
ひと休みを入れて、来春からの活躍に期待しましょう。
3歳牝馬の中では力は抜けていると思いますので、来年のVMで期待ですね。
9着グレーターロンドン
スタート後方から4コーナーで先頭に立つ積極的な競馬でした。
田辺も馬を信じた騎乗だったと思います。
マイルに戻れば、力で押し切るところまである騎乗だったと思います。
馬が虚弱と言われているので、反動が怖いのですが順調に使えるなら次走は買いでしょう。
18着サトノアラジン
終始最後方。マイルCSへ向けて「無理するな」という指示が出ていたのかな？
負け癖が付かなければいいのですが、マイルCSでは単穴でしょう。
人気も落とすと思いますし、反動も嫌われると思います。
レースをしていないだけに、気持ちの面で切れてなければ安田記念同様伸びてきますし、
この一戦で走る気をなくしていれば5着前後でお茶を濁す競馬になると見ます。
以上天皇賞の回顧でした。
今週はG1は一休み。
アルゼンチン共和国杯、みやこSなど4重賞が予定されています。
また、11月3日はJBCが開催されます。
JBCできっちりプラスにもっていって、資金が尽きないようにしないといけませんね。
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