【東京優駿（日本ダービー）2017】皐月賞をもう一度振り返る！！

ダービーへ向けて日に日に機運が盛り上がって参りました。
混戦模様ですので何としてでも的中させたい！

今一度皐月賞を振り返って、東京2400mに適性を見出せそうなところを洗い出します。

1着アルアイン
スタートから出していって3番手の好位を1コーナーまでに確保。
4コーナー手前で一度置かれるも、直線を向いて真ん中から並びかけると押し切る形で先頭に立ったところがゴール。
強いの一言です。
脚質的にもオークスのソウルスターリング同様好位からの競馬ができますので、死角は少ないでしょう。
ダービーに替っても特に問題点となるポイントはないでしょう。

2着ペルシアンナイト
スタート五分から馬群の中団へ入れつつ、徐々にインコースへシフト。
2コーナーで一度後方に下がりますが向こう上面で3列目まで押し上げます。
4コーナーもインにへばりついて上手く前が開きました。
デムーロの好騎乗というか勝負に出たコース取りが功を奏した形です。
ダービーでも同様にロスなく回れるかどうかが勝負ですが、スタートの二の脚はイマイチなタイプです。
距離延長もあり、皐月賞でも最後脚が止まっていますので距離が持たないと判断して消しでいいかと思います。
できれば1枠2枠を取ってほしいですね。そうするとある程度人気してくれると思うので、オッズの妙味が出てきそうです。

3着ダンビュライト
好スタートから先行4頭を見ながら徐々に隊列を形成してきます。
2コーナーで態勢が整った時がアルアインのすぐ後方外から追走。
4コーナーでは大外から直線を向いていい脚で上がってきましたが、内を掬った2頭に先着を許す形でした。
皐月賞は12番人気と低評価でしたが、見直した方がいい中身のあるレースです。
ダービーでも侮れないと改めて感じます。
が、底力は過去の重賞を見ても感じられないんですよね。
ダービーのイメージとは異なる印象で、菊花賞で紛れて3着などの方がイメージが付きます。
オッズ的に旨みがあれば押さえておいてもいいかな、というレベルでしょう。

4着クリンチャー
ピンク帽の16番からまずまず好スタートから先行勢を行かせて2列目から1コーナーに進入。
2コーナーで進出し、向こう上面で3番手を確保する好騎乗が目立ちます。
3コーナーでは脚を溜めて残り700mくらいから先頭へ並びかけるロングスパートを魅せます。
直線立ち上がりで一瞬先頭に立つも追い比べで上位3頭とは明らかな差のある4着。
レース内容が素晴らしくあれで馬券にならないとなるとダービーでも苦戦は免れません。
ダービーで1枠2枠を取れれば皐月賞より前進があると思いますし、内伸び馬場なら脚も止まらない印象です。
この馬は枠次第でしょう。外枠引いたら消しでいいかと思います。

5着レイデオロ
好スタートから後方に控える形で終始後ろから3頭目の競馬。
4コーナー手前から各馬一斉に動いていく中でも終始インの後方から追走。
まずまずの上がりを使ったけど案の定届きませんでした、という内容でレースだけでは特に見どころはありません。
しかしながら、ホープフルS以来のぶっつけであそこまでレースができるなら、ダービーでは極上の切れ味を見せてくれるのではないでしょうか？
ホープフルSが終始淀みのない流れの中を中山の直線だけで決めたところは、ダービーでも似たような展開になると思われます。

6着スワーヴリチャード
1枠2番を活かして好スタートから馬なりで2列目の最内を確保。ここまでは完璧でしたが他が押して出していく中じっくり行く競馬。
2コーナーから向こう上面に入るところで前の馬に接触しそうになりリズムが狂いました。
ちょっと勿体ない競馬でしたね。直線では他馬と同じ脚色ですので逆転までは届かず。
無駄に下げると起きうる事象ですが、ダービーでは同じ轍は踏まないでしょう。
共同通信杯の内容が良かったので、ダービーではスムーズな競馬ができるかどうかでしょう。
四位なので、2度はないと思いたいですね。

8着ウインブライト
発馬がやや遅れ、17番枠もあって終始中団の外を追走。距離損は相当ありますね。
3コーナーから4コーナーにかけて捲くり気味に進出を試みるも、先行勢もペースアップで思うように先頭に立てず。
4コーナー手前からムチがバンバン入っていて最後まで走り切ったけど、結果は道中と同じような中団での大外からフィニッシュ。
反動が怖くなるレースです。
メチャクチャなレースをしていても、アルアインとは0.5差。馬は強いです。
ダービーでは好転する材料が見えないのでおそらく消しますが、能力的に劣っているとは思いません。

9着カデナ
スタート五分から馬なりのまま進めて2コーナーでは後方2番手まで下がる競馬。
3コーナー手前で最内をスーッと上がって中団まで取り付けますが、前は壁壁壁。
4コーナーでやや外目に出すも外に出し切れず、馬群の中のままフィニッシュ。
特に評価の仕様のない競馬でした。
この馬の良さは中山では難しいでしょう。弥生賞は決め打ちがハマった形で勝てましたが、皐月賞ではそうは行きません。
ダービーに替って東京は合っていると思いますし、もともとダービー狙いに感じますので度外視してもいいでしょう。
皐月賞は8割の力で試走してきた、という印象です。

13着トラスト
大外18番から好スタートで1コーナー進入時に2番手からの競馬。
アダムバローズを前において終始2番手からの競馬で4コーナーでは先頭に立つ勢い。
しかし、そこまで。あとはズルズル後退でした。
NHKマイルCも同様のレースでしたので、ダービーは無理せず最初の1000mだけTV馬してくれればいいでしょう。

16着マイスタイル
1枠1番から馬なりで中団の最内を確保。いいポジションでした。
しかしながら4コーナー手前で既に脚が上がりズルズル後退。
力の差がアリアリでしたし、状態面も弥生賞をピークに右肩下がりと言わざるを得ないでしょう。
ダービーでの見せ場はイメージが付かないです。

18着アメリカズカップ
スタート五分から中団の馬群の中におさめましたが2コーナーから向こう上面にいくところで前の馬にぶつかりそうになり、リズムを失いました。
その後は松若も立て直しに頑張っていましたが、馬が諦めていましたね。
皐月賞は度外視してもいいと思いますが、ムラがあるタイプなのでダービーでも軸には向かないでしょう。

以上皐月賞のダービー出走馬振り返りました。

皐月賞でレースが上手くいったのは
ペルシアンナイト
ダンビュライト
クリンチャー

この3頭は実力以上の着順であったと思います。

一方で明らかな不利やミスがあったのは
スワーヴリチャード
カデナ
アメリカズカップ

巻き返しはありそうです。

実力と着順が同程度かなと思えたのが、
アルアイン
レイデオロ
ウインブライト
トラスト
マイスタイル

この5頭です。

皐月賞を振り返って逆転の候補となると

スワーヴリチャード
カデナ
アメリカズカップ

この3頭ですが、アルアインはレースも上手くいきましたがそもそも強いです。
ダンビュライトもソツなく走ることに関しては申し分なし。（いわゆる相手なりのタイプ）

この5頭が皐月賞からの注目馬と言えそうです。
あ、アメリカズカップは良馬場ならどちらにしてもダメでしょう。
一雨くれば出番と考えます。

以上、皐月賞を改めて振り返るのコーナーでした！