【凱旋門賞2021最終予想】前哨戦から凱旋門賞の舞台に一番合っていそうな馬は？

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今週は激動の1週間でした。
新総裁が決選投票で岸田文雄氏に決まり、宮内庁では眞子さまと小室圭さんの結婚の日付が発表された。
そして暗黒期を支え、相撲人気に再び火をつけた立役者でもある横綱・白鵬関が引退しました。
普通ならどれも注目したい事柄だが、今週は秋GⅠ初戦のスプリンターズステークスと海外GⅠで世界最高峰のレース凱旋門賞が行われる特別な週末です。
週中には地方重賞もあり、忙しい1週間でした。

凱旋門賞ですが、日本が誇る数々の名馬がその頂きを目指して挑戦しました。
ディープインパクトやオルフェーヴルなど国内では敵なしの名馬が挑戦するも最高2着と頂きには立てていません。
勝てない理由はいろいろあるのですが、やはり馬場ですよね。
日本の馬場は世界基準と真逆に近いので、本当に強い外国馬はあんまり日本に来ません。
そんな不利な条件の中今年も日本馬が2頭参戦します。
国内現役最強に近い牝馬クロノジェネシスと前哨戦のフォワ賞を制したディープボンドです。
日本馬2頭には頑張ってほしいものの、競馬なのでフラットに分析していきたいと思います。

それでは、馬番順に全馬を少しずつ見ていきます。

1番　トルカータータッソ　牡4　59.5㎏　R.ピエチュレク騎手
地元ドイツでは敵なしといった感じですが、さすがに世界トップクラスのメンバー達とどこまでやり合えるかってなってしまいます。
対戦経験もありませんし、ロンシャンも初です。
斤量は普段は60kgを背負っているが、このメンバーで59.5kgはかなりきついでしょう。

2番　ディープボンド　牡4　59.5㎏　M.バルザローナ騎手
C.デムーロ騎手でてっきり本番にも望むと思っていましたがM.バルザローナ騎手に乗り替わるようです。
海内は日本よりも契約等々が細かいので仕方ありません。
前哨戦のフォワ賞ではブービー人気ながら勝利して驚かせてくれました。
もともと今年の最大目標は凱旋門だったのでココに向けてのローテーションですし、今年に入ってからの成長は非常に著しいです。
前哨戦を勝利しているので馬場も問題なし。
ただ当日はもっとタフな馬場になるでしょうから、どこまで対応出来るか。

3番　ブルーム　牡5　59.5㎏　武豊騎手
日本馬ではありませんが、日本が誇る天才ジョッキー武豊騎手が鞍上を務めます。
さらに凄いのはチームA.オブライエンの一員に日本人騎手がいるなんて凄い事です。
実績上位馬と比べるとやや劣りますが、今年はGⅠ・1勝、2着1回と結果を残しています。
フォワ賞を使っているのはプラスで、叩いてさらにパフォーマンスを上げてくるでしょう。
あとは武豊騎手と相性が合うか。

4番　タルナワ　牝5　58.0㎏　C.スミヨン騎手
5歳馬なので斤量は少しきつくなりますが、タルナワも軽視禁物です。
牝馬ですが昨年から一気に馬が良くなりました。
GⅠ・3連勝はもちろんですが、オペラ賞などロンシャンのGⅠを制している点は強みです。
今年も好調をキープしています。
道悪でも走るのは心強いです。

5番　ラブ　牝4　58.0㎏　L.デットーリ騎手
A.オブライエン厩舎所属です。
昨年の凱旋門賞に出走予定だったのですが直前で回避をしています。
今年も昨年同様に馬場が悪化する可能性があるのでどうなるでしょうか。
昨年は英・オークスを含めてGⅠ・3勝していますが、今年はプリンスオブウェールズの1勝にとどまっています。
ただ崩れているわけではないですし、展開と枠順次第では逆転の余地はあります。

6番　ラービアー　牝4　58.0kg　C.デムーロ騎手
昨年の凱旋門賞5着馬なので適性面は問題ありません。
血統的にも凱旋門賞血統なので、今年ももちろん楽しみな存在です。
今年はなかなか適性条件で使われていませんが、前走の様に適性距離に戻れば強い競馬を見せてくれます。
昨年より3kg重くなるのはプラスではありませんが、この条件下なら走ってもおかしくありません。

7番　クロノジェネシス　牝5　58.0㎏　O.マーフィー騎手
北村騎手でいって欲しかったという願望はありますが、日本でもお馴染みのO.マーフィー騎手が北村騎手の想いを背負って騎乗します。
バゴ産駒なので欧州にはもってこいの血統です。
ロンシャンで前哨戦を使う事はありませんでしたが、海外競馬は経験しているので輸送面や調整面もそこまで心配はいりません。
向こうでの状態は万全みたいです。
日本の名馬達が挑み敗れ続けている凱旋門賞で結果を出せるのか、日本から応援しましょう。

8番　モジョスター　牡3　56.5㎏　R.ライアン騎手
GⅠに出走しているものの、1勝馬なのでかなりの格上挑戦です。
英・ダービー2着、セントレジャーステークス2着と実績はあります。
勝ちきれないタイプですが、堅実には走っているのでロンシャンが合えば一発の可能性もあるのではないでしょうか。

9番　ベイビーライター　牡3　56.5㎏　I.メンディザバル騎手
GⅠでは結果を残せていません。
前走のニエル賞では展開が向いての2着なので、ここでは厳しい競馬になるのは濃厚です。
完全に力不足でしょう。

10番　アダイヤー　牡3　56.5㎏　W.ビュイック騎手
フランケル産駒で英・ダービーとキングジョージを連勝中と勢いに乗っています。
この凱旋門賞を制することが出来れば26年ぶりの欧州三冠馬が誕生します。
とくに前走のキングジョージでは今回の出走メンバー数頭と対戦しており、勝利しているので能力的にも上位であることは確か。
W.ビュイック騎手にはお手馬が別にいましたが、それを蹴ってアダイヤーに騎乗することを選んだので、それだけ勝算があるということでしょう。

11番　ハリケーンレーン　牡3　56.5㎏　J.ドイル騎手
W.ビュイック騎手の別のお手馬がハリケーンレーンです。
愛・ダービー、パリ大賞典、セントレジャーステークスとGⅠ3連勝中。
同世代の世界トップクラスの馬どちらにも騎乗しているW.ビュイック騎手の世界的な信頼度は相当のものです。
パリ大賞典以降は相当強い競馬をしていますし、血統的にも凱旋門賞で走る血統です。
嫌った理由はローテーションでしょう。
中2週でかなりハードなローテーションは3歳馬にはきついか。

12番　シリウェイ　牡3　56.5㎏　F.ブロンデル騎手
地元馬なのでロンシャンは全く不安はない。
実績からもわかるが、ガリレオ系統なので条件的には問題ありません。
ただここが休み明け初戦なので、本気度を感じません。
欧州は日本のぶっつけ本番スタイルは少ないので、怪我明けでどこまでやれるか。

13番　アレンカー　牝3　56.5㎏　T.マーカンド騎手
春にはアダイヤーよりも上なのかと思いましたが、以降はあまり活躍していません。
力比べも終わっているメンバーもいますし、さすがに勝ち負けは厳しいでしょう。
ただ能力が全く足りていないわけではないです。
枠は外めなのでプラスとは言えないので、展開面でどれだけ巻き返せるか。

14番　バブルギフト　牡3　56.5㎏　G.モッセ騎手
前哨戦のニエル勝の勝ち馬ではあるものの、かなり展開の恩恵を受けた勝利でした。
本番ではさすがにあんなスローペースでは流れる可能性は低いです。
相手もかなり強化なので厳しい競馬になるでしょう。

15番　スノーフォール　牝3　55.0㎏　R.ムーア騎手
A.オブライエン厩舎には本当にとんでもない馬がゴロゴロいます。
英・オークスで後続に16馬身差の圧勝劇。
その後も愛・オークスとヨークシャーオークスを連勝と牝馬ではトップレベル。
こんな凄い馬のお父さんはディープインパクト。
日本人として誇らしい。
3歳牝馬は凱旋門賞で最も恩恵を受けられるのでチャンスはあります。

以上が凱旋門賞の全馬診断です。

凱旋門賞の予想といきましょう。
海外レースはあまり見ていないので、過去の凱旋門賞でのレース振り、直近の前哨戦で例年の凱旋門賞に合いそうな馬を中心にピックアップします。

書けば書くほど粗が出そうなので結論だけ。

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前走は圧倒的な1番人気馬に迫る2着でした。
勝ち馬は凱旋門賞に出てくれば間違いなく本命候補になっていた馬なので、そこに迫る競馬が出来たらな良しでしょう。
4頭立てと公開調教のような競馬でしたが、今回が叩き3走目。
斤量も2㎏軽くなるので大きな前進を期待します。
競馬は内枠から出て中団追走、終い馬群を割って伸びてくる形となるのではないでしょうか。

以下はフラットに。あまり優劣が付けれるほどの手ごたえがないのは率直なところです。

△11番ハリケーンレーン
前走は長距離を終い200mほど追いっぱなしで通常なら反動を気にするレベルです。
それでも最後まで伸び続けていたので、日本風に言うとズブい馬なのだと思います。
最後の直線を追いまくって追いまくって、やっとエンジンがかかってもう一伸び。
そんな競馬をイメージしました。
実績からは愛ダービー、パリ大賞典も勝利していることから地力上位は間違いないと見ます。

△14番バブルギフト
ニエル賞を差し切ってゴールと競馬は悪くなかったと思います。
今年は3歳勢が多く、実績で見ると1枚落ちますが成長力に期待です。
ニエル賞の競馬が良かったので押さえます。

△15番スノーフォール
ディープ産駒で人気になっていますね。鞍上もライアンムーア騎手。
配当妙味はありませんが、3歳牝馬は凱旋門賞では必須な条件です。
オークス勝利の実績からも押さえは必要でしょう。
ただ、前走の負け方が気に入らないので、押さえまで。捉えきれなかった点に不安を覚えました。

△7番クロノジェネシス
日本勢の活躍に「同年宝塚記念勝ち馬」が挙げられます。
ナカヤマフェスタ、ディープインパクト、オルフェーヴル、いずれも3着以内に入線しています。
その点からも一番活躍の期待できるローテですし、何よりクロノジェネシス自体も応援したいと思います。

印を回すのは以上です。

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