【新馬戦回顧】シグルーン（父アイルハヴアナザー）【2016年9月10日】

2016年12月5日

こんにちは、新馬を斬る！虎徹です。

凱旋門賞の前哨戦であるニエル賞が先週の日曜日に行われました。昨年は日本馬の出走が0頭だったので国内での凱旋門賞の盛り上がりはそれほど高くありませんでした。今年は予備登録の段階では多くの日本馬が登録していましたが最終的には今年のダービー馬マカヒキだけになりました。父が成し遂げることが出来なかった世界の夢を子供が成し遂げるロマンもありますが、それが同馬主で同じ勝負服という点もすごく感動する点です。

前哨戦のニエル賞は少頭数戦で直前でライバル馬が回避したのでメンバーレベルなどを考えると少し疑問が残る内容でした。もう少し勝ち方にこだわっても良いレースなのですが海外デュー戦を考えると評価しても良いのかもしれません。メンバーレベルは一気に上がるので厳しいレースになることは間違いないですが今のマカヒキなら期待が出来るのではないでしょうか。

土曜日は阪神競馬場で新馬戦が2レース組まれました。2歳馬にとって年末の2歳GⅠが開催される舞台なので非常に重要で大きな舞台だと考えています。それでは日曜日阪神の新馬戦回顧を行います。

【馬名】　　シグルーン（牝2）
【日時】　　9月10日（土）
【レース】　阪神5R　芝1600m
【期待度】　★★☆☆☆☆☆　【1000万級】
【適正距離】1400m～1800m
【適正】　　芝
【父馬】　　アイルハヴアナザー
【母馬】　　ワルキューレ
【調教師】　宮徹（栗東）
【短評】
馬体は少し細い印象を受けましたが454kgと思ったほどは細くない馬体でした。細い印象を受けましたが馬体は出来ているようでした。レースの終盤でハナに立つとフワフワする一面が出ていたのでまだまだ幼さが残るレースでした。血統的には期待が出来るのですが馬体がついていってないので評価はここまでにします。

レースの総評としては、スタートは普通でしたが二の脚が速くすんなり先団にとりつきました。ペースが遅いせいもありましたが、好位で競馬を進めて自分のリズムで追走していました。勝負どころになるとしっかり追い出して一気に加速すると外々を回されながらも上り3Fが33.3秒なので上り勝負のレースになりました。勝ち時計は1:38.5でした。

二の脚が早いので好位をしっかりキープしながらしっかり最後の脚も使えるので新馬とは思えないレース内容でした。戦前から人気はしていましたがその通りの実力と能力でした。馬体が細かった分どうなるかと思いましたが力を出せたのは大きいです。なかなか強い競馬だっただけに今後期待したくなる1頭でした。

ただ走法がまだまだ幼く首が高いのでロスをしてしまいます。さらに線が細い馬なので今後の成長と馬体にどれだけボリュームが出るかが活躍のキーポイントになるのではないでしょうか。現時点では評価は厳しいですが先々が楽しみな1頭です。

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