【新馬戦回顧】ディーパワンサ(父ディープブリランテ)【2016年7月3日】
こんにちは、新馬を斬る!虎徹です。
ラジオNIKKEI賞のウラ開催でサマースプリントシリーズ¬第2戦のCBC賞が行われました。夏競馬にしては珍しいくらいの好メンバーが集まりました。ウラ開催の重賞が重賞初挑戦で勝利すれば、こちらは重賞初勝利というどちらも『初』というのが1つのキーワードでした。勝ったレッドファルクスは最近不調気味と言われていたM・デムーロ騎手が後方待機から直線で馬場の真ん中を力強く脚を伸ばしてゴール前で差し切りました。2度目の重賞挑戦で初タイトルを手にしました。
2着には7番人気のラヴァーズポイント、3着に2番人気のベルカントが入線しました。上位人気は馬券に絡んでいたのですが、1番人気が飛んだので3連複でも181.4倍で3連単にいたっては1361.6倍と10万馬券になりました。2着のラヴァーズポイントが大きなポイントでした。夏競馬はこのように3連単は平気で10万馬券がポンポン出てくるので的中させたいですね。
今週最後の新馬戦回顧は日曜日の中京6Rです。牝馬限定戦ではありましたが、またも新種牡馬が結果を出したレースになりました。今年は新種牡馬がかなり戦績を残しているので、新種牡馬の馬は無条件で買っていても良さそうです。それでは日曜日の中京新馬戦回顧です。
【馬名】 ディーパワンサ(牡2)
【日時】 7月3日(日)
【レース】 中京6R 芝1400m
【期待度】 ★★★★★☆☆ 【GⅢ級】
【適正距離】1600m~2400m
【適正】 芝
【父馬】 ディープブリランテ
【母馬】 ポロンナルワ
【調教師】 松下武士(栗東)
【短評】
新種牡馬ディープブリランテの産駒初勝利となりました。血統的には近親に今年のオークス馬シンハライトがいる血統馬なのでデビュー前から注目されていました。時計に派手さはありませんがレース内容が濃いレースでした。勝負根性と競馬センスがある馬で血統的にもまだまだ距離が伸びてもやれそうなので大舞台でもやれる能力は十分です。ただこの馬も馬体が小さいのが気になります。
レースの総評としては、スタート直後は好位で追走しながら前に壁を作り開くのを待っている形でした。直線に入ると1頭分開いたスペースにスッと脚を伸ばしました。瞬発力勝負になりましたが、血統的にも切れる脚がある血統なので抜群の切れ味で余力を残しての入線でした。牝馬限定戦ではありましたが強い競馬と評価しても良いでしょう。
松下調教師もレース後のコメントで言っていましたが、気性がおっとりしているので距離が延びても大丈夫だそうです。確かに1400m少し窮屈で100%能力を出し切れる距離では無いでしょう。クラシック距離くらいの方がこのタイプの馬には合っている感じがします。今回は牝馬相手の競馬でしたが牡馬相手でも同様の競馬が出来れば重賞タイトルも夢ではありません。
オークス馬のシンハライトに近い血統だけあって、勝負根性と抜群の末脚が光っている馬でした。悪いところも似ているようで小柄な牝馬と言う点が気になります。揉まれる競馬は今回しておらず馬体の接触だっただけなので、上のクラスで重賞となるとさらに激しいぶつかり合いもあるのでその辺りはレース経験を積んで行く中で判断したいです。
新種牡馬のディープブリランテが早速結果を残してくれました。現役時代は7戦3勝とかなり短い競走生活でしたが2012年のダービー馬です。国内では馬券率100%で勝率50%と好成績を残していましたが、右前屈腱炎の症状が重く引退しました。ただ彼自身がスタミナとスピードの両方を持ち合わせた馬で気性面も安定していたので優秀な産駒が輩出されそうです。彼の良さを全て受け継いだディーパワンサは新馬勝ちしたので、父同様クラシックシーズンを楽しましてくれそうな産駒になりそうです。
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