【新馬戦】グッドヒューマー14番人気からの下剋上!!【2016年10月10日】
こんにちは、新馬を斬る!虎徹です。
長年ダート界の帝王として君臨し続けたGⅠ10勝馬ホッコータルマエが今年限りで現役を引退して来年から種牡馬入りすることが12日に管理している西浦調教師から発表されました。西浦調教師は「まだまだ元気だけど、種牡馬になるなら今のタイミングがベストと判断しました。サンデーサイレンスの血が入っていないし、配合しやすいと思います。」とコメントしています。
ダート界の1ページが幕を下ろしました。GⅠ10勝と一時期はこの馬を買えば大丈夫というくらいの安定感でした。ラストのシーズンとなるこの秋の始動戦となった南部杯は3着でしたが、叩き良化型なので良い状態で残りのGⅠ戦線に臨めるのではないでしょうか。JBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典のどれかのレースでタイトルを増やしてほしいです。
月曜日は祝日でしたが有力素質馬がデビュー戦を迎えました。京都大賞典や南部杯も行われたので注目度が高い日になったのではないでしょうか。まずは人気薄の馬が激走した月曜日東京4Rの新馬戦回顧をします。
【馬名】 グッドヒューマー(牡2)
【日時】 10月10日(月)
【レース】 東京4R ダート1300m
【期待度】 ★★★☆☆☆☆ 【1600万級】
【適正距離】1000m~1400m
【適正】 ダート
【父馬】 ローエングリン
【母馬】 ベネラ
【調教師】 高橋裕(美浦)
【短評】
456㎏には見えないほど太目に見えました。覚悟を決めた乗り方で最後の直線に掛けた騎乗でした。力強いフォームで伸び脚も強くブレることなく走っていました。1300mと中途半端な距離ですが、短い方がフォーム的には合ってそうな気がします。
レースの総評としては、スタートをしっかり決めてすんなり先団にとりつくと好位の3番手を確保しました。道中はリズム良く走っていました。最後の直線では力強いフットワークでメンバー最速タイの上り3F35.9秒で突き抜けました。
スタートも良かったのですが道中の落ち着きとフットワークの良さがかなり際立っていました。かなり太目残りの印象だったので叩き2戦目となる次走はさらに良いパフォーマンスを見せてくれるのではないでしょうか。
時計もなかなかでしたが中途半端な距離でのレースだったので今後の路線が気になるところです。走り方と能力を考えると距離延長は合わないと思います。スプリント路線での活躍に期待です。