【七夕賞　2017】出走予定馬とデータ分析｜

サマー2000シリーズ七夕賞が福島競馬場で開催されます。
ハンデ戦で、かつては「1番人気が勝てない」レースとして名を馳せたレース。

荒れるレースの代表格だと思いますので、積極的に穴馬から入るようにします。

特別登録はこちらの14頭です。

七夕賞特別登録馬
データ分析

七夕賞特別登録馬

ウインインスパイア 52.0
ヴォージュ 55.0
サトノスティング 52.0
スズカデヴィアス 56.0
ゼーヴィント 57.0
ソールインパクト 53.0
タツゴウゲキ 52.0
パドルウィール 54.0
バーディーイーグル 53.0
フェイマスエンド 54.0
フェルメッツァ 55.0
マイネルフロスト 57.0
マルターズアポジー 57.5
メイショウカドマツ 54.0

昨年の福島芝1800m3歳重賞ラジオNIKKEI賞を制したゼーヴィントがおそらく1番人気でしょう。
その後も堅実に2着を続けており、大崩れは考えにくいのですが休み明けがどうかなという不安材料もあり。
状態面を見て最終決定をしたいと思いますが、福島記念ではマルターズアポジーに完敗でしたのでいずれにしても◎はなさそうです。

そのマルターズアポジーは2番人気か3番人気か、といったところ。
大阪杯で潰されるレースだったので馬が終わってなければいいのですが。
ここまで復帰に時間をかけたのは、宝塚記念では勝負にならないと思ったか、状態が上がらずここまで時間がかかったか。
あるいは、G1は諦めてローカルG3で小遣い稼ぎにシフトするのか。
この辺りを見極めていきたいと思います。

2番人気を争うもう一頭はマイネルフロスト。2戦連続好走とここに来て復調気配です。
福島2000mは昨年春の福島民報杯が1番人気9着と案外でしたが、近走からは忘れてもいいでしょう。
買い時が難しい馬ですが、丹内騎乗なら狙ってみたいところですが丹内は函館でしょうね。

穴サイドではソールインパクト。東スポ杯2歳Sではお世話になりましたが、早5歳。
なかなか出世に恵まれませんが、いつもそれなりにレースを作ってきます。
相手なりなタイプがハンデ戦で恩恵を受けれれば、チャンスはありそうな予感です。

上がり馬は準オープンを連勝で臨むヴォージュ。
脚質的にマルターズアポジーには適わない気はしますが、そこはハンデ戦。
上手く抜け出しを計れるかもしれませんね。

ローカルハンデ重賞らしい危険な臭いが漂う有力馬と買い時が難しいベテラン勢が揃い、予想が楽しくなりそうなレースですね。

ではデータも見ていきましょう。

データ分析

JRA公式サイトのデータを参照します。

2011年は東北大震災の影響で中山競馬場にて代替開催でしたので、2011年を除いた10年間を中心にみていきます。

１、単勝オッズ

過去10年の単勝オッズ別の成績です。
3.9倍以下に支持されていた有力馬から勝ち馬不在。ゼーヴィントは該当しそうですね。
勝ち馬のゾーンとしては4倍から20倍以内くらいでしょうか。
特に15倍以上20倍未満のゾーンに妙味があります。

２、枠番

過去10年の傾向で、まず8枠は馬券になっていません。
今年は14頭以下ですので、例年フルゲート（16頭）になるレースの傾向としてはアテにしづらいところもありますが、大外はざっくりと不利でしょう。
勝ち馬は比較的フラットにみて3着以内で見ると中枠が優勢です。
枠順が発表されてから考察していきましょう。

３、ハンデ

過去10年の傾向です。勝ち馬は52kg以上から。
57kgが実績に応えて勝利数が多くなっていますので、57kgでも人気のない馬が狙い目と言えそうです。

57kg：
ゼーヴィント
マイネルフロスト

４、5走前までにG2で8着以内

過去10年の連対馬20頭中12頭に該当する傾向です。
5走以内にG2に出走していて、かつ8着以内に入っていた馬が七夕賞で連対しています。
特にここ2年は連対馬2頭とも該当していますので、G2出走レベルにあることは必要条件かもしれません。

5走以内にG2出走かつ8着以内：
ウインインスパイア
スズカデヴィアス
ゼーヴィント
パドルウィール
メイショウカドマツ

５、前走レース・斤量・人気・着順

過去3年間の勝ち馬の傾向です。
前走G3に出走し、56kgを背負い、人気より下の着順だった馬が勝利しています。
ただ今年は該当馬がいませんね。
鳴尾記念・エプソムCをピックアップしておきます。
スズカデヴィアス鳴尾記念（5人気4着）
バーディーイーグルエプソムC（17人気5着）
パドルウィールエプソムC（14人気18着）
マイネルフロスト鳴尾記念（7人気3着）