【フジノウェーブ記念2021最終予想】ベストマッチョが1400m巧者ぶりを魅せる！

最近この手のニュースが多く時代の一つの終わりを感じます。
2003年の皐月賞・日本ダービーを制したネオユニヴァースが死亡したそうです。
当時はまだ短期免許で来日していたM.デムーロ騎手が騎乗していました。
あの時の競馬は毎年いろいろな有名馬がいて全盛期でした。
現役としてはケガであっけなく終わってしまったが、種牡馬になってからもGⅠ馬を輩出するなど日本競馬界ｎ大きく貢献した馬でした。
ここ数年のうちに大型種牡馬たちがどんどんなくなっていくのは非常に悲しい事なのですが、彼らを第一世代と例えるなら第二世代ともいえるロードカナロアなどが種牡馬としても頑張っています。
終わることないロマンを追い求めて。
彼らの活躍を忘れないことが一番の供養なのかも知れません。
ご冥福をお祈りいたします。

さて、昨日もお伝えしましたが、今週の地方レースは結構ハードな平日を送ります。
3日間連続重賞開催です。
2日目は南関メインで開催されるフジノウェーブ記念です。
去年は2桁人気の馬が好走するなど波乱の結果になったレースです。
今年もメンバー的には癖のあるメンバーが揃ったので一波乱があっても驚けません。

まずはいつも通り全馬を少しずつ見ていきます。

1番　ベストマッチョ　セ8　58.0㎏　森騎手
移籍後は戦績が安定しており、前走も中央馬相手に善戦していることから地方馬だけなら能力は抜けていると判断出来る。
鞍上の森騎手も他にお手馬がいながら、こちらを選んだのは勝算があるからでしょう。
最内枠と良い枠に入ったので勝ち負けでしょう。

2番　レイチェルウーズ　牝4　55.0㎏　藤本騎手
前走好走しているものの、今回は相手が揃ったので厳しい競馬になる。

3番　クルセイズスピリツ　牡6　57.0㎏　西騎手
スピードもあり行きっぷりも良いので1200mで活躍しているが、今回は1400mということでどこまで自分の競馬でレース出来るか。
さらに相手も揃ったのでラクな競馬にはならない。

4番　マイネルバサラ　牡8　57.0㎏　的場騎手
年齢による衰えなのか近走は以前のような競馬が出来ていない。
さらにローテーションもバラバラで今回はだいぶ間隔が空いている。
ここは始動戦といった捉え方でいいだろう。

5番　クロスケ　牡6　57.0㎏　繁田騎手
前走の距離短縮が完全に嵌った。
1200m戦ではあったが気持ちよく競馬していたと見える。
これは完全復活も近い。
このコースは複勝率100％のコースなので力を出し切ればチャンスはある。

6番　サトノファンタシー　牡8　57.0㎏　岡村騎手
前走の競馬を見る限りでは南関の重賞で戦えるレベルには達していない。
まずは南関の自己条件でどこまでやれるか。

7番　カプリフレイバー　牡4　57.0㎏　本田騎手
昨年の優駿スプリントの勝ち馬なのでスプリント能力は証明済み。
近2走は馬体重の調整ミスもあるので、しっかり絞れていれば前走以上のパフォーマンスに期待出来る。
枠も良いので、馬体重をしっかりチェックしたい。

8番　タテヤマ　牡7　57.0㎏　今野騎手
移籍初戦なので全てが未知数である。
ただ未知数ということは好走の可能性もあるし、凡走の可能性も十分にある。
距離もいつもよりは長めの距離を走るので、いきなり好走するとは考えにくい。

9番　ドーヴァー　牡8　57.0㎏　東原騎手
タテヤマに続きドーヴァーも移籍初戦。
ドーヴァーは芝を主戦としてきたのでダートは微妙。
それは前走からもわかる。
地方でも活躍は限られた場面だけだろう。

10番　グレンツェント　牡8　58.0㎏　御神本騎手
惜しい競馬が続いているから陣営としてもそろそろ勝利をと考えているだろう。
2走前に1400m戦も経験済み。
大井での戦績がやや気になるが、能力と実績を考えてもここはベストマッチョに挑める唯一の馬か。

11番　サブノジュニア　牡7　59.0㎏　矢野騎手
中央を変に2度使った悪影響が出ないか心配だが、それ以上に距離が課題になる。
1200m戦と1400m戦の戦績は極端に違いがある、
相手は地方馬だけなので地力でカバーしそうだがどうか。

12番　カフジテイク　牡9　57.0㎏　笹川騎手
年齢的な衰えで以前のような競馬はもう見られない。
地方移籍で地力だけでどこまでやれるかっといった感じだ。

13番　キャプテンキング　牡7　57.0㎏　和田騎手
去年の勝ち馬なので適性面は問題ない。
しかし近走は目立った戦績を残していないので、ここを機に馬にスイッチが入ってくれればいいが。

14番　マッチレスヒーロー　牡10　57.0㎏　石崎騎手
去年12番人気ながら2着に好走した助演男優。
今年も去年のような激走に期待したいが、今年はメンバーが揃ったので簡単には好走出来ないか。

15番　ブルミラコロ　牡9　57.0㎏　達城騎手
久しぶりの実戦復帰なので状態面が非常に気になる。
落馬による後遺症が残っていないかも気になります。
距離も長いうえに外枠なので条件は最悪だ。

16番　ナイトオブナイツ　牡8　57.0㎏　千田騎手
移籍以降はダートで凡走。
芝を走っていた馬なので、根本的にダート適性がないのではないだろうか。

以上がフジノウェーブ記念の全馬診断です。
次に最終予想に入っていきます。

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最終予想

大井1400mを舞台に争われる一戦ですね。
毎年好メンバーが揃い、私の好きなレースです。
ただ昨年のような波乱は勘弁してほしいところです。

レースのポイントは地力の高い馬が先行して押し切るのが勝ちパターンです。
確たる逃げ馬不在で、内からベストマッチョとクルセイズスピリツがレースを作る流れでしょう。
サブノジュニアはそこへ向けて差してきます。
なお、昨年のサブノジュニアは4着と実は大井1400mはあまり得意としていません。

混戦模様で、サブノジュニアが飛んだら高配当という買い方でいきましょう。

◎1番ベストマッチョ
テンのスピードではクルセイズスピリツが上回るのでおそらく2番手からの競馬となります。
絶好のポジションとなるでしょう。
大井は1200mのJBCスプリント7着しか実績がありませんので、得手不得手は何とも言えませんが、
園田でJRA交流2着と前走で見せています。
ここは案外、単勝勝負で妙味を見出すところではないでしょうか。

○10番グレンツェント
サンタアニタトロフィーが思いのほか強い競馬でした。
距離短縮は関係なさそうですし、地力で抜け出す可能性大です。
ネオユニの後押しもありそうです。

▲7番カプリフレイバー
ここ2走が530㎏以上の馬体で、大きすぎるでしょう。
絞って出直してくるとすれば、昨年の大井優駿スプリントを圧勝した馬です。
枠も中ほどで競馬もしやすいでしょうから、チャンスは大きいと見ます。

△11番サブノジュニア
一応の押さえですね。中央を二つ使った反動がどうでるか。

×5番クロスケ
大井1400mで[1-1-0-0]とコース巧者です。
前走でハッキリと復調気配。
穴枠はここになるでしょう。

馬券は3連単で狙いたいですね。
1→5,7,10,11→5,7,10,11
この12点か、ベストマッチョの2着も用意して24点か。

当日の10Rの結果次第で買い目を増やしましょう。

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実際に公開した買い目がコチラ

【投資先】
東京11RフェブラリーS

【推奨馬】
◎3カフェファラオ
○10エアスピネル
▲16レッドルゼル

【馬券種】
三連単フォーメーション

【買い目】
1着:3・10
2着:3・10・16
3着:3・10・16
4点/推奨投資金3000円

1着:3・10
2着:3・6・7・10・16
3着:2・3・6・7・9・10・16
40点/推奨投資金200円

【払戻金】
三連単3-10-7的中
1017.1倍×200円＝20万3420円

今年のフェブラリーＳは、再三指摘してきたように、現役ダートの頂点級３頭すべてが不在のため、例年になく低調なメンバーとなった。
それだけに、今回のメンバーでは能力の有無とともに、東京ダート１６００に対する適性が問われる形になった。
実際の結果を別として、この舞台がベストといえる有力馬は、内からインティ、カフェファラオ、アルクトス、ワンダーリーデル、サンライズノヴァといったあたりで、チャンピオンズＣからの巻き返しを狙っていた面々だ（ワンダーリーデルのみ、チャンピオンズＣには出ていない）。

そんな中、レースを制したのはカフェファラオだった。

東京マイルで負けナシのこの馬は好位に控え、早めに先頭に立つ堂々たる競馬で快勝したのである。
気性的に難しいところがある馬だけに、騎乗機会３戦目のルメールが、うまく折り合わせたことが大きい。

２着に来たのは古豪エアスピネルだ。

この馬は芝で走っていた時からベストの距離はマイルであり、１８００のチャンピオンズＣをたたき台にここを狙っていた感がある。
そんな目論見通りの快走だったわけだが、芝時代同様、ＧⅠではやや足りないという底力不足は相変わらずだ。

３着のワンダーリーデルは、ある意味、この馬の特徴がよく出たレース内容だった。
圧倒的な決め手がない分、なかなか勝ち切れない反面、相手なりに走って大崩れしないという特徴だ。
昨年のフェブラリーも４着と好走しているが、勝ち星は一昨年の武蔵野Ｓ以来挙げていない。

残念だったのは、４着のレッドルセルだろう。
従来１４００までしか経験がなく、初のマイルという点が足かせになった感じだ。
確かにベストは１４００なのだろうが、経験次第でマイルならギリギリ我慢できないこともないタイプなので、本番前に１６００を経験させておきたかったところだ。