【新馬戦】サトノダイヤモンドの半妹リナーテがノーステッキでデビュー勝ち!!【2016年10月10日】
こんにちは、新馬を斬る!虎徹です。
今年の3歳馬でアメリカ3冠に挑戦したダート界の新星ラニが11月6日の京都みやこSから復帰します。鞍上は武豊騎手に替わり内田騎手が騎乗予定だと報じています。非常に楽しみな1戦です。アメリカの3冠を完走した3歳馬が国内のレースに出るのは非常に注目です。日本とアメリカではペースや馬場などいろいろなことが違うので一概に問題ないとは言えませんが圧勝劇まであってもおかしくないでしょう。
今年の2歳馬でダート適正が高い馬にはまだここまでの馬はいません。可能性がある馬が何頭かいますがダイヤの原石なので磨かないと輝くことはないでしょう。来年のクラシック戦線も楽しみですが、スプリント路線やダート路線で活躍出来そうな2歳馬を今のうちからチェックしておくことも新馬戦の楽しみの1つです。
京都の新馬戦では牡馬クラシックで活躍中のサトノダイヤモンドの半妹がデビューしました。それだけで将来を有望視されますがオルフェーヴルの全弟のアッシュゴールドなど兄とは違った道を歩む兄弟もいます。なのでしっかり分析したいです。それでは月曜日京都の新馬戦回顧です。
【馬名】 リナーテ(牝2)
【日時】 10月10日(月)
【レース】 京都3R 芝1600m
【期待度】 ★★★★☆☆☆ 【オープン級】
【適正距離】1600m~2000m
【適正】 芝
【父馬】 ステイゴールド
【母馬】 マルペンサ
【調教師】 須貝尚介(栗東)
【短評】
さすが素質馬と思わせる馬体で468㎏と馬格良く筋肉質でした。レースも強いレースでしたが兄と比べるといまひとつな感じがあります。反応の鈍さと体の硬さなどまだまだ課題は山積かも知れません。今後の成長に期待したいですが現時点ではこの評価で。
レースの総評としては、抜群のスタートから好位の外側3番手を獲得しました。道中は馬なりでしっかり自分のリズムを刻みながら追走していました。抜群の手応えで直線を迎えるとノーステッキのまま逃げた馬を追走して交わして、半馬身差をつけての勝利でした。勝ち時計は1:38.0です。
パドックから見せていた馬体や道中のレースセンスなど兄譲りの良血なのか文句のつけどころはありませんでした。展開の助けも多少なりともあったかも知れませんが4コーナーまでは期待通りの走りでした。
ただ抜群の手応えで臨んだ直線ではノーステッキではあったものの、反応がイマイチでエンジンの掛かりも非常に遅かったです。体も固く推進力が生かし切れていない様な走り方でした。兄と同様の期待が掛かってる馬ですが課題が多すぎる印象です。