【新馬戦】エーティーラッセン強烈な末脚でデビュー勝ち!!【2016年10月9日】
こんにちは、新馬を斬る!虎徹です。
前回の記事でリオンディーズが競争馬登録を抹消して種牡馬として第二の馬生を生きていくことを発表しましたが、その原因ともなった故障というのが屈腱炎です。競争馬の故障のニュースで最近良く聞く病名なのですがご存じですか。最近では秋華賞で大本命とされていたシンハライトもこのケガで秋華賞を回避して1年近く休養すると発表されました。
非常にショックなことですが屈腱炎は『不治の病』とも称されています。メディアなどでは休養すれば治ってまたターフに戻ってくる様な書き方をしていますが、実際ターフに戻れても前の様な活躍や走りが出来るかが分からない部分があります。直接生命に影響する病気ではないにしても競争馬にとっては致命的な病気なので一番厄介です。リオンディーズは残念な結果になってしまいましたが、いつか彼の子供がデビューしてくれることを心待ちにしたいです。
今回の記事で日曜日の新馬戦の回顧は終わりです。日曜日はあまり目立った新馬はいませんでしたがダイヤの原石のような馬はいました。調教師の腕の見せどころと言った感じでしょうか。それでは日曜京都の新馬戦回顧です。
【馬名】 エーティーラッセン(牡2)
【日時】 10月9日(日)
【レース】 京都5R 芝1800m
【期待度】 ★☆☆☆☆☆☆ 【500万級】
【適正距離】1800m~2400m
【適正】 芝
【父馬】 サマーバード
【母馬】 チャームレディ
【調教師】 木原一良(栗東)
【短評】
まだまだ幼さが残り元気が有り余ってる感じでした。馬体は484㎏でしたがかなり余裕が残っていたので一度叩いて次走以降がベストなパフォーマンスかも知れません。時計もかなり掛かり気味でレース展開に助けられた印象なのであまり評価は出来ません。
レースの総評としては、ゲートで出負けをして集団から大きく離されて最後方からのスタートになりました。ただ最初のコーナーワークまでには集団に取り付きました。直線侵入後も位置取りは後方でしたが覚悟を決めた乗り方で大外直線一気でした。最後は抜け出した馬をゴール前で捉えての新馬勝ちでした。勝ち時計は1:50.9でした。
スタートの出遅れは大きなミスでしたが展開がスローペースだったので助かりました。隣の馬に寄られて怯んでいる様にも見えたのでごちゃつく競馬は向かない可能性があります。最後の末脚は素晴らしく重馬場でしたが良馬場ならさらにキレそうです。
メンバーレベルもそこまで高くありませんし、展開もかなりこの馬有利の展開だったので評価としてはそこまで高くは出来ません。最後の脚は魅力的でしたが、トータルで考えると次走は厳しいかも知れません。